【レビュー】THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 2016/07/10 (日) 17:00 開演 @さいたまスーパーアリーナ (埼玉県)

■生まれて初めて心の底から「生きててよかった…」と思った日


イエモンの復活がこの年の頭に発表され、よくカラオケでイエモンを歌う仲の友人に「これやばい!!」とラインしてからこの日まで、ずっとワクワクしていたのを覚えてます。

30も過ぎると段々と昔のようなワクワクが少なくなっていく中で、久しぶりの興奮でした。

いよいよ当日、私は残念ながら我慢できず、YouTubeで一曲目の映像を見てしまったので最初の曲は分かったのですが、でも微妙に演出も初日の代々木体育館とは違っていました。(スクリーンに映すメンバーの体の一部とか、確か代々木の映像にはなかったかな?という気が)

私自身年代的に、初期のアングラ時代はあまり知らず、中学生の頃に後期のラブショーあたりから聴いてた世代でした。

ですので当日のセトリはまぁ知ってる曲、タイトルは知ってるなっていう程度の曲は8割くらい。いろんな時代からうまーくバランスよくチョイスしてましたね。(薔薇娼婦麗奈は初めてあの場で聞きましたしね)

とにかく私の中で一番興奮したのは、新曲のAl rightから次のSPARKに行くつなぎの巧さ!
新曲が終わって「彼らが帰ってきたんだ…」と余韻に浸る暇もなくいきなりアニーのオープンハイハットでカウントが!!
そして会場の誰もが待っていたSPARKのイントロが!あの不意打ち感はズルすぎ!ウマスギ!一緒に来てた友人とよくカラオケで歌ってたやつですもん!
友人と興奮せずにはいられずガッツポーズですよ!

さらに驚いたのは、会場中全員が最初から最後まで自然と大合唱!俺も久々だったけど全部歌詞が出てきたのが不思議なくらい。

ちなみにとある会場に行った人に聞いたら、SPARKのオール大合唱はなかったらしい。

私見ですが、この日が丸々DVD化したのはこれが理由っしょ笑
もちろんDVD買いましたよ!

そして見終わって会場を去るとき、思わず自然と心の底から「生きててよかった」と心の中でつぶやきました。
生きててよかったなんて本気で思ったの、恐らくこの日が生まれて初めてですよ。

その後はロックインジャパンでもカウトダウンジャパンでもイエモンを楽しませてもらいました。もちろん昨年の東京ドームも。

さ、これからの彼らの更なる進化(神化)が楽しみです!

THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2016 -SAITAMA SUPER ARENA 2016.7.10- [DVD]

プライマル。

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楽園

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Love Communication

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Love Is Zoophilia (Remastered)

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A HENな飴玉 (Remastered)

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TACTICS

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LOVERS ON BACKSTREET

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LOVERS ON BACKSTREET  (Remastered)

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薔薇娼婦麗奈 (Remastered)

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球根(Remastered)

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カナリヤ  (Remastered)

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HOTEL宇宙船 (Remastered)

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花吹雪

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空の青と本当の気持ち (Remastered)

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ALRIGHT

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見てないようで見てる  (Remastered)

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SUCK OF LIFE

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バラ色の日々

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悲しきASIAN BOY

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Romantist Taste (Remastered)

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BURN

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BRILLIANT WORLD(Remastered)

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WELCOME TO MY DOGHOUSE

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JAM

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【レビュー】スピッツ SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR "THIRTY30FIFTY50" 2017/09/30 (土) 18:00 開演 @グランディ・21 セキスイハイムスーパーアリーナ (宮城県)

■念願のスピッツライブ

現在33歳。
学生時代に好きで聴いていたアーティストをこの歳になって片っ端からライブに参戦していました。

自分の中で「あとこの人たちさえ観れれば満足だな」と思っていたのがスピッツでした。

しかも運良く今回のアニバーサリーツアーでベスト盤セトリに巡り会えて最高でした。(その前のアルバムツアーは外れちゃいまして)

いろんなバンドを観てきましたが、大体はYouTubeだったりでライブ映像をたくさん見ていたので、どんな演出、どんな楽しませ方をするのかは大体分かっていましたが、スピッツだけは意外と事前情報(定番曲はなんなのか、セトリの一番は何が定番なのか、などなど)もなかったので、とてもワクワクしていたのを覚えています。

そんな中で一曲目が『醒めない』だったのが意外でした。もっと往年の曲から始めるのかなと思っていましたし。

あと、なんといってもステージがおしゃれでした。オーソドックスなのは、ステージの両端に大型モニターがあって、そこにメンバーが映し出されるのが定番かと思いますが、今回は、さまざまな大きさのスクエア型のLEDモニターがおしゃれに配置され、それが時にはカラフルに、時にはメンバーの顔も映し出しというとてもステキなものでした。

スカパーなどでも過去のライブ映像観ましたがらなんとも言えないセンス、おしゃれさですね。

そして、一番印象的だったのが、草野さんの意外と普通なMC。
あまりテレビ露出もなく口数も多くないイメージでした。極端な表現すれば、GACKT並みに私生活が謎で、ステージ上でのMCも謎めいてるのかと思いきや、「どうもこんばんは、スピッツでーす」という、昔ながらの感じ笑

そして、「もっとうまいバンドがいる中、僕たちを観にきてくれてありがとう」といったような謙虚すぎる言葉。
『チェリー』や『ロビンソン』を始める前のMCも、「僕らの黄金期の頃の…」といったような、あたかも「今はもう廃れちゃったよ」と言わんばかりの謙虚な言葉笑
ちゃんと心の中で突っ込みましたよ、「いやいや今もすげーから笑」って。

あと、ファンも大人しい(でも心の中はスピッツLOVEでメラメラ)のが印象的でした。笑っちゃいましたよ、曲と曲の間がシーンとなって、ギターのシールド付け替えカチャって音がグランディ規模で聞こえたの笑
それもスピッツの世界観ですかね笑

いろんなバンドを観てきて、「一度観れればいいな」って人と、「やばい、また行きたい」という人とがいましたが、スピッツはまた行きたいですね。

ライブ情報楽しみにしてます!

SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR

【レビュー】サザンオールスターズ LIVE TOUR 2015 「おいしい葡萄の旅」2015/05/02@朱鷺メッセ(新潟)

■何もかもを網羅したセトリ

突然すみません、語りたいことをふと思い出しパソコンを立ち上げました。
今日は天気も良くなく、ユニクロのスエットのままゴロゴロ…。
そんな中過去に録りだめた番組を遡って再生。

そこに出てきたのは、いつかのMステにサザンが出てた時のものが。
歌ってた楽曲は『イヤなことだらけの世の中で』。
そうそう、これについてはこの時のライブでとても語りたいことが!

僕、この歌(『イヤな~』)が大好きなんです。
CD全盛期に出せばどれだけヒットしただろうと。

Aメロ、Bメロの漂う哀愁感、
そこからのサビのメジャーコードの展開、
『SAKURA』を製作する頃に読んだという万葉集を彷彿させる言葉選びと京都の風景、
間奏で叫ぶシャウトが「ええオンナ」という桑田ワード、
2番のサビの最後の「いつか地獄の底で待ってる」のおぞましさ、
「嘘ばかりつく女 それを真に受けた男」で「俺みたいなね笑」と言わんばかりの桑田ジョーク…、
挙げたらきりがないこの歌の魅力。

その歌をこの時生で聴けたのはもちろん幸せなこと。

でもね、まぁそこそこサザンが好きな私として、桑田佳祐やサザンの”セットリスト癖”っていうのがもうある程度読めるようになったんですよ(笑)

1~3曲目はまぁツカミ、ご挨拶ゾーン。過去には1曲目は『Big Star Blues~』やることが多いなと。
この時は意表を突いて『Tarako』。この時30歳の私、初めて知った曲だけどめっちゃかっこよくて好きになりました。
んで個人的に好きなのは、2曲目のチョイス。この時は『ミス・ブランニューデイ~』でグワッと持っていくわけですよ。
語りますけど、例えばX JAPANが『rusty~』を1曲目にやるみたいに、だれもが聴きたい、誰もが盛り上がるような楽曲をこの冒頭3曲に持ってくるのって滅茶苦茶かっこいいんですよね。なぜなら「俺たち今日はこれで盛り上げるつもりないんで」という感じがあり、今日はどんなライブになるんだろうというワクワク感が出るわけですよ。
話はサザンに戻しますが、2曲目については2013年の灼熱のマンピーの時も、『yaya~』で心が静かに深いところに落ちていったなと思ったらライブ定番曲の『My Foreplay~』で急浮上!
んでさらに3曲目はさらにでグッと持っていく役割。サザンのレビューには何度か書いてますが、「ちゃちゃっと感」をつけてやることが多いんですよね。暮れのサナカのときの『マンピー~』の感じ好きなんだよな~(ジーン)。んでこの時は『Rock'n Roll~』。いつもは最後のほうでやることが多いこの楽曲も、3番目でやるとまた違う印象に。

んでもってMCを挟むわけですよ。「こんばんはぁ~」なんてね。

そのMCが終わると、4曲目~は、アルバムツアーであればアルバム曲に入るんですよね。
前置きが長くなりましたが私が語りたいのはここから!

この大好きな『イヤな~』が5曲目だったのがちょっと残念という…。(こだわりすぎ?笑)
このね、MC明け4~6曲目の歌って、何を持ってくるか読みやすいんですよね笑
実際に、今回のふざけるなツアーも私予想立ててたんです、この部分は『彩』と『戦う戦士~』を持ってくるなと。
そしたらビンゴでしたしね(笑)
でもここのあたりは、「とりあえずやっとくか感」があるんですよね。(気を悪くされる方がいらっしゃったらすみません…)
そこにこの『イヤな~』があったのがとても残念でして…。

この曲はね、4曲目あたりの「とりあえずアルバム曲でもやっとくか」ゾーンで数曲やり、プチ盛り上げ曲もあり、そのあとにバラードゾーンがあって、バラードでひとしきりオーディエンスの心を持って行ったあとに、さあちょいとクライマックスに向かいますか感を出して、雰囲気のあるSEからのあのイントロでやってほしかったんですよ!笑
オーロラビジョンに京都の風景映像でも数十秒流してね。
(すみません、変態っすよね…笑)

そういうもっていき方からこの曲は「待ってました!!」との気持ちで聴きたかったんだよなぁ…。笑(贅沢の極み)

すみません、語りすぎてしまいました・・・。

でも、他にもこの時を振り返れば、ライブ全体としては結構贅沢だったんですよね。
もしかしたらご本人たちも「最後の全国ツアー」なんて思ってたんじゃないかなっていう楽曲のラインナップ。
前述したとおり『Tarako』というサプライズからはじまり、『真夏の果実』や『栞のテーマ』のベスト盤感もある中で、ご無沙汰の『あなただけを~』でもサプライズ感を演出。
クライマックスは定番の盛り上げ方。
でも、『おいしいね~』『Soul Bomber~』『01(アルバムver.)』でコアファンもくすぐり、『Computer~』あたりで『KAMAKURA』世代もくすぐって。しっかり最新アルバム『葡萄』もやって。
これ、今振り返れば贅沢すぎですね。

クライマックスの盛り上げを振り返れば、これはWOWOWの放送で観たやつですが、
『マチルダ~』のAメロで炎の特効が熱かったのか、「あついよあついよ」と替え歌(笑)
あれは久々に腹を抱えて笑った(笑)こんなこと言ったら怒られますが、昔と比べるとギャグセンスもやや右肩下がりなくわっちょでしたが、この時だけは「そうそう!この人のコメディアンっぷりはこれよ!!」なんて思ってしまってね(笑)

私が高校生の頃にみた映像というのもありますが、ホタルカリフォルニアではサプライズで1曲目が西城秀樹さん(お若かったなぁ)の『YMCA』で盛り上げた後に、原チャにまたがったバイキンマンのくわっちょ。『いなせ~』のAメロをスローなピアノ伴奏で歌った後にドラムが入り一気に盛り上げてイントロがスタート。銀テープが舞い上がったと思ったらくわっちょはステージの端の方に走って行って、曲もEメジャーでAメロに入るゾってタイミングの時にくわっちょはYMCAの振り付けを一生懸命やってて(笑)

その時の腹を抱えて笑った感じがこの時久しぶりにあったんですよね。

『マチルダ』のあついよあついよだけではないんです。そのあとの『エロティカ』では前川清風にいきなり歌い始めてさ(笑)ありゃ大爆笑!!んでたしかアウトロあたりで「チョークスリーパー」でしょ(笑)
いやいや振り返ればこのツアー、最高傑作だったんだよな(笑)

もうこの文章書き終えたらすぐAmazon開いて注文だわ。
あの興奮をもう一度!!